国語ジテン、百科ジテン、漢字ジテン… 同じ「ジテン」でも漢字が違うのですが書けますか?「日本語110番」では、間違いやすい漢字や言葉、諺(ことわざ)を、1回につきひとつずつ問題形式で紹介します。また10回ごとに「確認テスト」を設けてありますので力試しにいかがでしょうか。
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◆第1回
■カタカナを漢字で書きなさい。
柔道のワザを練習する。
これを行うのは至難のワザだ。
■不適切な言葉を指摘しなさい。
あなたはてきぱきとした要領のよい方ですから、仕事に就かれても会社から評価されるでしょうね。
■次の意味を表すことわざまたは慣用句をいいなさい。(ヒントは15行ほど下に、ことわざの始まりの1文字をひらがなで書いてあります。)
書物を読んで、その意味は理解するが、少しも実行しないことのたとえ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆ ◆◆ ◆◆◆◆◆
ろ〜
000
<第1回の答え>
■漢字
柔道の技を練習する。
これを行うのは至難の業だ。
「技」は技術、技芸。格闘技などで決まった型の術。
「業」は仕事、動き。
■不適切な言葉
要領がよい、とは、こつをうまくつかんでいて手際のよいことをいうが、ずるがしこいという意味で使われることがあるので誤解されやすい。
あらたまった場所では使わないほうがよい。
■ことわざ・慣用句
論語読みの論語知らず (ろんごよみのろんごしらず)
論語はすらすら読めるが、その真髄は少しもわかっていない。
つまり、文章はすらすら読めるが、その説くところの精神はわからず、まして実行などできないことをいう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
02
◆第2回
■カタカナを漢字で書きなさい。
ロテン風呂に入る。
道にロテン商が立ち並ぶ。
■不適切な言葉を指摘しなさい。
結婚式にいらしていただけるとは思ってもみませんでした。青天の
霹靂(へきれき)と家族一同喜んでいますよ。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
流れるようにすらすらと話し、よどみのないたとえ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
た〜
022
<第2回の答え>
■漢字
露天風呂に入る。
道に露店商が立ち並ぶ。
「露天」は、屋根がない、屋外の意味。「露店」は、屋外に設けた店。
■不適切な言葉
青天の霹靂(せいてんのへきれき)とは、晴れた青空に急におこった雷のこと。つまり突然に起こった大事件のたとえ。
したがって、このような場合に使うと、わたしが来たのが迷惑なのか!と怒られてしまう。
■ことわざ
立て板に水 (たていたにみず)
すらすら話すことのたとえ。
立てかけた板に水を流すようであるという意味。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
03
◆第3回
■カタカナを漢字で書きなさい。
フネで帰国する。
フネをこぐ。
■不適切な言葉を指摘しなさい。
彼に金を貸すと、世間に甘えた人になってしまうよ。情けは人のためならずっていうじゃないか。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
悪いことを制するのに、悪いことをもって対抗する、という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ど〜
033
<第3回の答え>
■漢字
船で帰国する。
舟をこぐ。
「船」は大型で、人や荷物をのせるようなものをさし、「舟」は手でこぐような小型のものをさす。
■不適切な言葉
「情けは人のためならず」とは、情けは人のためにならないという意味ではない。
情けは、人のためだけにかけるものではない、めぐりめぐって自分にも報いがあるんだよ、という意味である。
■ことわざ
毒を以て毒を制す (どくをもってどくをせいす)
悪事をおさえるのに、悪事で対抗すること。
悪人を制するために、悪人を利用する、という意味。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
04
◆第4回
■カタカナを漢字で書きなさい。
国語ジテン
漢字ジテン
百科ジテン
■不適切な言葉を指摘しなさい。
ご結婚おめでとうございます。お相手の彼は立派な社長さんだから、あなたも玉の輿に乗りましたね。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
「はじめは勢いがさかんで、終わりは振るわない」という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
り〜
044
<第4回の答え>
■漢字
国語辞典
漢字字典
百科事典
辞典は「言葉」を、字典は「漢字」を、事典は「事柄・事象」を一定の順序に配列し、説明した書物である。
■不適切な言葉
「玉の輿(たまのこし)に乗る」とは、女性が結婚し富貴な身分になることをいう。したがって、あらたまった場所では、当人や家族に対して失礼である。
「輿」とは人がかついで運ぶ昔の乗り物のひとつ。「玉の腰」ではない。
■ことわざ・慣用句
竜頭蛇尾 (りゅうとうだび)
はじめは勢いが盛んで、終わりはふるわないこと。
頭は竜(りゅう)だが、尾は蛇(へび)にすぎない、という意味。
例:最後の決め手がなくて、この計画は竜頭蛇尾に終わった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
05
◆第5回
■カタカナを漢字で書きなさい。
問題のカイトウ
アンケートのカイトウ
■不適切な言葉を指摘しなさい。
きょうは小春日和(こはるびより)で暖かく、卒業式にはもってこいの天気ですね。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
他人の利益のために、自分に災難がふりかかるような危ないことをする、という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
か〜
055
<第5回の答え>
■漢字
問題の解答
アンケートの回答
「解答」は問題を解いて出した答え。
「回答」は質問、要求などに対する返事。
■不適切な言葉
小春日和(こはるびより)とは、秋から初冬にかけての、春のように暖かな天候のこと。春には使わない。
■ことわざ
火中の栗を拾う (かちゅうのくりをひろう)
他人の利益のためにあぶないことをする。
つまり、善意でも、自分に災いがふりかかるようなことをするのは愚かである、という意味。
イソップ物語の「ネコがサルにおだてられて、いろりのなかの栗を拾ってやろうとして大やけどをした」という話からきた言葉。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
06
◆第6回
■カタカナを漢字で書きなさい。
庭のシバカりをする
山へシバカりにいく
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「『こころ』と『吾輩は猫である』では、どちらが好きですか?」
「そうですねえ。両方とも名作だと思うなあ。五十歩百歩といったと
ころかな」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
強いほう、勝ったほうが正しいとされ、弱いほうが悪いとされるのが、この世のならわしである、という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
か〜
066
<第6回の答え>
■漢字
庭の芝刈りをする
山へ柴刈りにいく
「芝刈り」は芝を刈ること。「柴刈り」は小枝や雑木を刈ること。
桃太郎にでてくるおじいさんは、「芝刈り」に行ったのではなく、たきぎ用の「柴(=小枝)」を刈りにいったのである。
■不適切な言葉
五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)とは、五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病者だと笑った話からきている。
似たり寄ったりという意味だが、よい意味では使われない言葉で、名作にたいして使うのは適さない。
■ことわざ・慣用句
勝てば官軍 (かてばかんぐん)
この世は、強いほうが正しいとされ、弱いほうが悪いとされてしまうのがならわしである、という意味。
「官軍」とは、朝廷・幕府側の軍隊のこと。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
07
◆第7回
■カタカナを漢字で書きなさい。
生存キョウソウ
50mキョウソウ
■不適切な言葉を指摘しなさい。
あいつ、また失敗したんだよ。あのときは怒り心頭に達するっていう感じだったね。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
ものごとの因果関係が、めぐりめぐって意外な結末になる、という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
か〜
077
<第7回の答え>
■漢字
生存競争
50m競走
「競争」は勝ち負けを人とせりあうこと。
「競走」は速さを競って走ること。
■不適切な言葉
×怒り心頭に達する → ○怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
「心頭」とは心のこと。つまり怒りが心の底から起こった(=発した)ということを言ったもの。
■ことわざ・慣用句
風が吹けば桶屋が儲かる :かぜがふけばおけやがもうかる
ものごとの因果関係が、めぐりめぐって意外な結末になる、という意味。
次のような話からきている。
風が吹くと、ホコリがたつ。
↓
ホコリがたつと、目がつぶれる人がふえる。
↓
目がつぶれる人がふえると、三味線が売れる。(目がつぶれると、三味線弾きになる人が多いので)
↓
三味線が売れると、ネコが減る。(三味線に、ネコの皮を使うので)
↓
ネコが減ると、ネズミが増える。
↓
増えたネズミが桶をかじるので、桶屋が儲かる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
08
◆第8回
■カタカナを漢字で書きなさい。
世界サイショウの大きさ
サイショウの人数で行う
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「よくいらっしゃいました。家族みんなであなたをお待ちしておりました。何をお飲みになりますか」
「そうですね。ビールでいいです」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
当事者よりも、第三者のほうが、ものごとの真相がよくわかる、という意味のことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
お〜
088
<第8回の答え>
■漢字
世界最小の多きさ
最少の人数で行う
「最小」はいちばん小さいこと。⇔最大
「最少」はいちばん少ないこと。⇔最多
■不適切な言葉
×ビールでいいです。→ ○ビールがいいです。
「ビールでいいです」という表現は、「ほかに飲みたいものがあるけど、ビールでいい」というニュアンスがある。
つまり「ビールしかないんでしょ」という意味になりかねない。
あらたまった場所では「・・・でいい」は注意すべき言い方である。
■ことわざ
岡目八目 (おかめはちもく)
第三者として冷静に観察するほうが、当事者よりも真相がよくわかる、という意味。
碁をわきで見ていると、対局者よりも八目(つまり、ずっと先)まで見通すことができる、ということ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
09
◆第9回
■カタカナを漢字で書きなさい。
借金をセイサンする
乗り越し料金をセイサンする
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「結果はいかがでしたか?」
「規則をおざなりにした対応で、大混乱してしまいました」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
さしせまった重大なことのためには、他を犠牲にすることもやむをえない、という意味のことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
せ〜
099
<第9回の答え>
■漢字
借金を清算する
乗り越し料金を精算する
「清算」は、貸し借りを整理して、かたをつけること。過去の関係に結末をつけること。
「精算」は、金銭などを最終的に計算し、過不足がないようにすること。
■不適切な言葉
×規則をおざなりにした対応 ⇒ ○規則をなおざりにした対応
「おざなり」とは、その場の間に合わせ。例:そんなおざなりの計画で成功するはずがない。
「なおざり」とは、注意を向けずいい加減なさま。
■ことわざ・慣用句
背に腹は代えられぬ (せにはらはかえられぬ)
さしせまった重大なことのためには、他を犠牲にすることもやむをえない、という意味。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
10
◆第10回
■カタカナを漢字で書きなさい。
キョウドウ経営
キョウドウ組合
■不適切な言葉を指摘しなさい。
社長、明日はお休みさせていただきます。よろしくお願いいたします。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
災難、失敗だと思ったことが、意外な良い結果を生む、という意味を表すことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
け〜
100
<第10回の答え>
■漢字
共同経営
協同組合
「共同」とは、複数の人がいっしょに行うこと。
「協同」とは、心や力をあわせ、助け合って仕事を行うこと。
■不適切な言葉
×お休みさせていただきます ⇒ ○休ませていただきます
「休む」という自分の行為に対し「お休み」と丁寧に言うのは適当でない。「お」はつけず「休ませていただきます」というべき。
しかし、現在ではよく使われる表現であり、市民権を得ているともいえるかもしれない。ビジネスの世界でも「お電話いたします」「お返事いたします」などはよく聞かれる表現である。
■ことわざ・慣用句
怪我の功名 (けがのこうみょう)
失敗だと思ったことが、意外な良い結果を生むこと。
「過ちの功名」ともいう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
11
◆第11回
■カタカナを漢字で書きなさい。
犯人のトクチョウ
この薬のトクチョウ
■不適切な言葉を指摘しなさい。
あのデパートでは珍しいものが売っていますよ。お暇のあるときにぜひ行ってみてください。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
互いに争っているのにつけ込んで、第三者が苦労せずに利益をさらい取る、という意味のことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ぎ〜
111
<第11回の答え>
■漢字
犯人の特徴
この薬の特長
「特徴」は、他と比べて目立ったり、区別に役立ったりする点。
「特長」は、他と比べてすぐれたところ。特別の長所。
■不適切な言葉
×珍しいものが → ○珍しいものを
「珍しいものが売っている」では、主語が『珍しいもの』となってしまう。
「珍しいものを売っている」または「珍しいものが売られている」というべき。
細かい指摘だが、会話ではよく聞かれる間違いである。
■ことわざ
漁夫の利 (ぎょほ(ふ)のり)
互いに争っているのにつけ込んで、第三者が苦労せずに利益をさらい取ること。
鳥のシギが、ハマグリの肉を食べようとして貝にくちばしを入れると、はさまれてしまい、互いに離さずに争っているうちに、漁師がきて両方とも捕らえてしまった、という中国の故事による。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
12
◆第12回
■カタカナを漢字で書きなさい。
身元ホショウ
社会ホショウ
災害ホショウ
■不適切な言葉を指摘しなさい。
ご無沙汰しております。弊社の鈴木課長が明日うかがいたいと申しておりますが、ご都合はいかがでしょうか。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
行きづまって絶体絶命の立場になると、かえってうまい方法が見つかるものである、という意味のことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
き〜
122
<第12回の答え>
■漢字
身元保証
社会保障
災害補償
「保証」は、だいじょうぶだ、確かだ、と請けあうこと。賠償の責任を引き受けること。
「保障」は障害のないように保つこと。
「補償」損害、費用などをつぐなうこと。
■不適切な言葉
×鈴木課長が → ○鈴木が
役職名は「〜さん」「〜様」と同じ尊称。
したがって外部に対して、身内の人間に役職名をつけるのは不適当である。
■ことわざ
窮すれば通ず (きゅうすればつうず)
行きづまって絶体絶命の立場になると、かえってうまい方法が考えられるものである、という意。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
13
◆第13回
■カタカナを漢字で書きなさい。
敵をセめる
失敗をセめる
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「彼はたいへんなことをしでかしてしまったね」
「うん。今後どうなるか注目を集めているよ」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
迷ってしまい、方針や見込みが立たない、という意味を表すことわざは?
◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ご〜
133
<第13回の答え>
■漢字
敵を攻める
失敗を責める
「攻める」は攻撃をすること。戦いをしかけること。⇔守る
「責める」はあやまちなどを相手の責任として非難すること。
■不適切な言葉
×注目をあつめている → ○注目されている、注目をあびている
「注目」は関心や視線をあつめることなので、「注目をあつめている」では意味が重複してしまう。
■ことわざ
五里霧中 :ごりむちゅう
もともとの意味は、深い霧のなかにいて方角のわからないこと。転じて、迷って方針や見込みが立たない、といったときに使われる。「五里夢中」は間違い。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
14
◆第14回
■カタカナを漢字で書きなさい。
花がニオう
下水がニオう
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「会社をやめてどうするんだい?」
「はい。私は髪を丸めて仏門に入ろうかと思っています」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
良いものと悪いものが入り混じって、区別がつかない、という意味のことわざは?
◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ぎょ〜
144
<第14回の答え>
■漢字
花が匂う
下水が臭う
「匂う」は、良い感じまたは普通の時、「臭う」は、悪い感じのときに使う。
■不適切な言葉
×髪を丸めて → ○頭を丸めて
「頭を丸めて」は髪をそること。転じて「出家する」意味になる。
■ことわざ
玉石混淆(玉石混交):ぎょくせきこんこう
玉のようにすぐれたものと、石のようにつまらないものとが混じって区別がつかないこと。
転じて、良いものと悪いものとが入り混じって、区別がつかないこと。
「たまいし」と読めば別語になる。玉石(たまいし)=石垣や庭などに使う、川から産する丸い石。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
15
◆第15回
■カタカナを漢字で書きなさい。
証明書をテンプする
写真をテンプする
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「彼の車ってすてき!ぜんぜんカッコいいわね」
「そうかなあ。ぼくの趣味じゃないね。てんでよくないよ」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
他人を出しぬいて、すばしこく利益を得る、という意味をあらわすことわざ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
い〜
155
<第15回の答え>
■漢字
証明書を添付する
写真を貼付する
「添付」は書類などに、その関連書類などをつけ添えること。
「貼付」は紙、写真などを貼り付けること。正しくは「ちょうふ」と読む。
■不適切な言葉
×ぜんぜんカッコいい → ○すごくカッコいい、とてもカッコいい
「ぜんぜん」は、下に「…ない」という否定形をともなって使う副詞。
したがって「ぜんぜんカッコよくない」ならば○である。
■ことわざ
生き馬の目を抜く (いきうまのめをぬく)
他人を出し抜いて、すばしこく利益を得ることのたとえ。「生きている馬の目を抜く」、という意味から。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
16
◆第16回
■カタカナを漢字で書きなさい。
ゼッタイに許さない
ゼッタイ絶命
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「試験結果はどうだったの?」
「努力をせずに不合格となり、彼は怠け者の太鼓判を押されてしまったよ」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
いざ実行してみれば、前もって心配していたよりは、案外うまくゆくものである、といった意味のことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
あ〜
166
<第16回の答え>
■漢字
絶対に許さない
絶体絶命
「絶対」は「決して、断じて」という意味の副詞。また、他との比較対立を越えていること(⇔相対)
「絶体」は「身の終わり」という意味だが、通常は「絶体絶命(のがれようのない、せっぱつまった状態)」の形で用いる。
■不適切な言葉
×太鼓判(たいこばん)を押されて→○烙印(らくいん)を押されて
「太鼓判を押す」は「確かなものとして保証する」という意味。この場合、怠け者を保証するという意味になってしまい不適切。
「烙印を押される」は「拭い去ることのできない汚名を受ける」という意味。
■ことわざ
案ずるより生むが易い (あんずるよりうむがやすい)
あれこれと心配するほどお産は難しいものではない。転じて、いざ実行してみれば、前もって心配していたよりは、案外うまくゆくものである、という意。
取り越し苦労の必要はない、と慰めるときによく使う。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
17
◆第17回
■カタカナを漢字で書きなさい。
テンテンと移り住む
血の跡がテンテンとついている
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「彼、元気ないじゃないか」
「浮気がばれたらしい。別れましょうって、奥さんからついに印籠(いんろう)を渡されたそうだよ」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
中途半端でどちらの役にも立たない、という意味をあらわすことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
お〜
177
<第17回の答え>
■漢字
転々と移り住む
血の跡が点々とついている
「転々」は、それからそれへと移っていくこと。ころがっていくこと。
「点々」は点を打ったようにあちこちと散らばってあるさま。
■不適切な言葉
×印籠を渡される →○引導を渡される
「印籠(いんろう)」は、むかし武士が、印や薬などを入れて腰に下げた携帯用の入れ物。テレビ番組で水戸黄門が事件解決のときに示すアレである。
「引導(いんどう)を渡す」は、最後的宣告をすること。
■ことわざ
帯に短し襷に長し (おびにみじかしたすきにながし)
帯には短くて使えず、襷(たすき)には長すぎてあわない。転じて、中途半端で、どちらの役にも立たないという意味。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
18
◆第18回
■カタカナを漢字で書きなさい。
部下にメイずる
心にメイずる
■不適切な言葉を指摘しなさい。
試験前だというのに、うちの息子はぜんぜん勉強しないんですよ。お宅のお子さんの爪の垢(あか)を飲ませてやりたいなあ。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
善いことをするには、ためらわずすぐにやるのがよい、という意味をあらわすことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ぜ〜
188
<第18回の答え>
■漢字
部下に命ずる
心に銘ずる
「命ずる」は、用事をいいつける、命令する。
「銘ずる」は心に深く刻みつけて忘れない、という意味。
■不適切な言葉
×爪の垢を飲ませて → ○爪の垢を煎じて飲ませて
「爪の垢を煎じて(せんじて)飲む」とは、すぐれた人に、少しでもあやかろうとすること。
その人の爪の垢のような汚いものでも、薬だと思って飲め、というたとえで、少しでもよいから真似するように心がけるべきである、ということ。
「爪の垢を飲む」という表現は誤り。
■ことわざ
善は急げ (ぜんはいそげ)
善いことをするには、ためらわずすぐやるのがよい、という意味。
⇔悪は延べよ(あくはのべよ)…悪いと思うことは延期しなさい。そうすれば事情がやがて変化して、やらなくても済むようになる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
19
◆第19回
■カタカナを漢字で書きなさい。
暴力をフルう
勇気をフルう
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「どうして彼といっしょに行きたくないんだい?」
「彼といると、いつも恐怖感を感じるんです」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
いつもは丈夫な人が、めずらしく病気になったことのたとえ。
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
お〜
199
<第19回の答え>
■漢字
暴力を振るう
勇気を奮う
「振るう」は、揺り動かす、勢いを盛んにすること。「腕」に関しては「揮う」とも書く(例:料理に腕を揮う。)
「奮う」は、勢いが充実して盛んになること。
■不適切な言葉
×恐怖感を感じる →○恐怖を感じる
「恐怖感」とは、恐怖によって生じた感じのこと。つまり、「恐怖感を感じる」では意味が重複してしまう。
■ことわざ
鬼の霍乱 (おにのかくらん)
いつもは丈夫な人が、珍しく病気になったことのたとえ。
「霍乱」は、日射病、腹くだしなどの古い呼び名。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
20
◆第20回
■カタカナを漢字で書きなさい。
紙がヤブれる
戦いにヤブれる
■不適切な言葉を指摘しなさい。
てっきり雨が降ると思っていましたので、やはり傘を持ってきて正解でした。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
老人にふさわしくないような、危ないことをする、という意味をあらわすことわざは?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
と〜
200
<第20回の答え>
■漢字
紙が破れる
戦いに敗れる
「破れる」は、こわれる、さける。
「敗れる」は勝負で相手に負ける。
■不適切な言葉
×てっきり →○間違いなく、きっと
「てっきり」は、間違いないと思ったことが、実際はそうでなかった、
という意味合いを含んでいる。
実際に雨が降ったのだから、この場合の表現としては不適当。
■ことわざ
年寄りの冷や水 (としよりのひやみず)
年寄りの飲む冷たい水。転じて、老人にふさわしくない危ないことをする、という意味。
いろはがるたのひとつ。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
21
◆第21回
■カタカナを漢字で書きなさい。
歩くのをヤめる
会社をヤめる
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「試合はどうでしたか?」
「あんなたくさんの観客の前で、完璧な失敗を演じてしまい、ちょっと落ち込んでいます」
■次の意味を表す慣用句をいいなさい。
ひどく冷淡にあつかう様子、無愛想な様子をあらわす慣用句は?
◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
き〜
211
<第21回の答え>
■漢字
歩くのを止める
会社を辞める
「止める」は、続けていた、またはしようとしている動作を中止すること。
「辞める」は、会社・仕事などから去ること。「罷める」とも書く。
■不適切な言葉
×完璧な → ○完全な
「完璧」とは、欠点がなく完全なことで、ふつうは肯定的な意味でしか使わない。
「完全」は、いい意味でも、悪い意味でも使うことができる。
■慣用句
木で鼻をくくったよう (きではなをくくったよう)
ひどく冷淡にあつかう様子、無愛想な様子。「くくる」は「こくる」の変化したもので「こする」の意味。
例:彼に借金を頼んでみたが、木で鼻をくくったような返事だった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
22
◆第22回
■カタカナを漢字で書きなさい。
きちんと意思ヒョウジをしなさい。
あそこの道路ヒョウジを見なさい。
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「恐縮ですが印鑑がなければ申し込みはできません。次回にでもご持参ください。」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
いったん悪に手を染めた以上は、とことん悪を重ねる、という意味のことわざは?
◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆
ど〜
222
<第22回の答え>
■漢字
きちんと意思表示をしなさい。
あそこの道路標示を見なさい。
「表示」は、はっきりと表し示すこと。または示したもの。
「標示」は、目印として示すこと。または示したもの。
意思表示と道路標示。この四字のカタマリで覚えてしまいましょう。
■不適切な言葉
×ご持参ください → ○お持ちください
「持参する」は目上の人に何かを持っていくという意味の謙譲語(へりくだっていう言葉)で、この場合は不自然である。
■ことわざ
毒を食らわば皿まで (どくをくらわばさらまで)
毒を食べてしまった以上は、その毒を盛った皿までなめる。転じて、いったん悪に手を染めたい上は、とことん悪を重ねる、という意味。
例:「ええい。こうなったらアイツもついでにやっちまえ!毒を食らわば皿までだ!(ちょっと物騒な例でした(笑))
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23
◆第23回
■カタカナを漢字で書きなさい。
彼女は心がヤサしい
この問題はヤサしい
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「佐藤君、きょうはお先に失礼するよ。」
「はい、社長。ご苦労様でした。」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
自分のほうに有利になるように物事を運ぶ、という意味を表すことわざは?
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が〜
233
<第23回の答え>
■漢字
彼女は心が優しい
この問題は易しい
「優しい」とは、素直で思いやりがあること。上品で美しいこと。
「易しい」とは、簡単であること。造作がないこと。
■不適切な言葉
×ご苦労様でした → ○お疲れ様でした
「ご苦労様」は、上司が部下に向かっていう言葉。したがって、同僚や目上の人に対しては「お疲れ様」が適当。
■ことわざ
我田引水 (がでんいんすい)
自分の田に水を引く、という意味。転じて、自分の有利になるように物事を運ぶこと。自分に都合のよいように理屈をこじつけること。
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24
◆第24回
■カタカナを漢字で書きなさい。
ヒが燃える
ヒがともる
■不適切な言葉があれば指摘しなさい。
彼女はものごとに対して、いつもどちらが正しいか白黒をつけなければ気のすまない性分だ。
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
名人や達人も、時には失敗することもある、という意味をあらわすことわざは?
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か〜(さ〜、こ〜)
244
<第24回の答え>
■漢字
火が燃える
灯がともる
「火」は物質が光と熱を出しながら燃えている状態。火災。
「灯」は照明。物を照らす明かり。ともしび。
■不適切な言葉
○白黒 : ○黒白
「白黒をつける」という言い方も一般的になってきたが、「黒白をつける」が本来の言い方。ものごとをはっきりさせる、という意味。
このように、本来の言い方から変化して、現在では一般的になってきた言葉も多い。
■ことわざ
河童の川流れ (かっぱのかわながれ)
泳ぎのうまい河童(かっぱ)でも、時には水に流されることもある。
転じて、名人や達人も、時には失敗することもある、という意味。
=猿も木から落ちる, 弘法にも筆の誤り
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25
◆第25回
■カタカナを漢字で書きなさい。
彼はその言動でフシンを招いた。
彼のその言動をフシンに思った。
■不適切な言葉があれば指摘しなさい。
来訪客「こんにちは。総務課の方にお会いしたいのですが。」
受付嬢「はい。どなたをお呼びしましょうか?」
来訪客「鈴木さんをお願いできますか。」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
不確実なことに期待していろいろ計画を立てる、という意味をあらわすことわざは?
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と〜
255
<第25回の答え>
■漢字
彼はその言動で不信を招いた。
彼のその言動を不審に思った。
「不信」は、信じないこと。またはその気持ち。
「不審」は、妙なところがあっていぶかしく思うこと。疑わしく思うこと。
■不適切な言葉
×どなたをお呼びしましょうか →(例)○誰をお呼びしましょうか
会社で、外部の人と話すときは、自社の社員に対して敬意を示すような表現は使わない。「どなた」は「誰」の尊敬表現なので誤り。
■ことわざ
捕らぬ狸の皮算用 (とらぬたぬきのかわざんよう)
まだ狸(たぬき)をつかまえないうちから、皮を売ってもうける計算をする。
転じて、不確実なことを期待して、いろいろ計画をたてる、という意味。
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26
◆第26回
■カタカナを漢字で書きなさい。
彼は総務課にイドウした。
彼は車椅子でイドウした。
■不適切な言葉を指摘しなさい。
「どうだった?彼は手伝ってくれそうかい」
「うん。声をかけたら、ひとつ返事で引き受けてくれたよ」
■次の意味を表す四字熟語をいいなさい。
きわめて短い時日。ひとあさやひとばん、という意味の四字熟語は?
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い〜
266
<第26回の答え>
■漢字
彼は総務課に異動した。
彼は車椅子で移動した。
「異動」は、職場での地位、勤務などが変わること。
「移動」は、位置が動くこと。
■不適切な言葉
×ひとつ返事 → ○ふたつ返事
「ふたつ返事」とは、ためらわずにすぐに承知すること。
この場合の「ふたつ」とは「2」ではなく「次」という意味。つまり「次の返事」=「たちどころの返事」ということ。
「はい」と一回だけこたえても「ふたつ返事」となるわけだから、日本語って難しい…。
なお、その文字通り「はい」をふたつ重ねて返事をする意味もある。
■四字熟語
一朝一夕 (いっちょういっせき)
きわめて短い時日、という意味。「いっちょういちゆう」とは読まないので要注意。
「一朝一夕には完成しない」「一朝一夕にはいかない」などのように否定形で使われる。
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27
◆第27回
■カタカナを漢字で書きなさい。
肉をヤく
やきもちをヤく
■不適切な言葉があれば指摘しなさい。
「彼の意見には反対だなあ」
「そうかなあ。あの考えは的を得ていると思うけどね」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
幸運はあせらずに、静かにその時機の来るのを待つのがよい、という意味をあらわすことわざは?
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か〜
277
<第27回の答え>
■漢字
肉を焼く
やきもちを妬く(焼くも○)
「焼く」は、ごく一般的な言葉。魚を焼く、世話を焼く、手を焼くなど。
「妬く」は、ねたみうらやむ、嫉妬するという意味。「焼く」と書いてもよい。
■不適切な言葉
×的を得る(まとをえる) → ○的を射る(まとをいる)
「的を射る」は、的・目標にうまく当てる、転じて「要点を的確につくという意味。
「当を得る」という言葉があるが、これは「道理にかなっていること。理屈に合っていること」をいう。(例:それは当を得た答えだ。)
■参考
数年前の国語世論調査では、50%以上の人が「的を得る」という誤った表現を使ったそうです。
誤りではないという意見もあるようですが、辞書で調べた限りでは見つかりませんでした。
しかし、人々に使われて市民権を得るのが言葉ですから「的を得る」が辞書に載る日も近いのかもしれませんね。
■ことわざ
果報は寝て待て (かほうはねてまて)
「果報」とは幸運のこと。幸運でありたいと思っても人間の力ではどうにもならないから、気をもまずにそのときが巡ってくるのを待っているのがよい、という意味。
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28
◆第28回
■カタカナを漢字で書きなさい。
もうすぐ刈り入れのジキだ。
戦うジキを失った。
ジキはずれの雪が降った。
■不適切な言葉があれば指摘しなさい。
「最近、うちの新入社員は失敗続きで意気消沈しているなあ」
「うん。いつも社長は若い者に向かって、外に聞こえるくらいの声で檄(げき)を飛ばしているよ」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
相手の出方に好意があれば、こちらもそれに応ずる用意がある、という意味をあらわすことわざは?
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う〜
288
<第28回の答え>
■漢字
もうすぐ刈り入れの時期だ。
戦う時機を失った。
時季はずれの雪が降った。
「時期」は、ものごとをおこなう時、期間のこと。例:時期尚早(じきしょうそう)
「時機」は、機会、チャンス。例:時機をうかがう・時機をみて忠告する
「時季」は、季節、シーズン。例:行楽の時季・時季はずれ
■不適切な言葉
×檄を飛ばして ⇒ ○【例】叱咤激励(しったげきれい)して
「檄を飛ばす」は、自分の主張や考えを広く人々に知らせて、同意を求めること。元気のない者に刺激をあたえて活気づけること、という意味ではない。
この場合は、叱りつけるような大声で強く励ます意味の「叱咤激励」が適当かもしれない。
前回に引きつづき日本語世論調査の話になりますが、「檄を飛ばす」を「元気のない者に刺激をあたえて活気づけること」という意味にとらえている人が7割以上いたそうです。
日本語って難しいですね(*^_^*)
■ことわざ
魚心あれば水心 :うおごころあればみずごころ
魚が、その住む水に好意をもてば、水のほうもそれなりに応える、の意。
転じて、相手が親しい気持ちをもっていれば、こちらもそれを受けいれる気持ちがある、ということ。つまり、相手の出方しだいで、こちらの態度が決まるという意味。
「水心あれば魚心」ともいう。
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29
◆第29回
■カタカナを漢字で書きなさい。
アンショウ番号
詩をアンショウする
■不適切な言葉があれば指摘しなさい。
「ずいぶん大きなミスをしてしまったな」
「そうだね。これからは頑張って、汚名を挽回するしかないな」
■次の意味を表すことわざをいいなさい。
人の好みはさまざまである、という意味をあらわすことわざは?
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た〜
299
<第29回の答え>
■漢字
暗証番号
詩を暗唱(暗誦)する
「暗証」は、預金通帳、クレジットカードなどで、署名のほかに、本人であることを証明するために使う文字や数字。
「暗唱(暗誦)」は、記憶して、書いたものを見ないで口にだして言うこと。
■不適切な言葉
×汚名を挽回する ⇒ ○汚名を返上する
「汚名」は、不名誉な評判。「挽回」は、失ったものを取り戻すこと。したがって「汚名を挽回する」では、汚名を取り戻すことになってしまう。
「汚名返上」「名誉挽回」とセットで覚えておこう。
ちなみに「返上」は、返すこと、受け取らないこと、の意。
■ことわざ
蓼食う虫も好き好き (たでくうむしもすきずき)
「蓼」は、道ばたや湿地などに生え、葉・茎に辛みのある植物。
蓼は口にすると辛い植物だが、それを好んで食う虫もいる。転じて、人の好みはさまざまである、という意味。
意味の近いことわざに「十人十色(じゅうにんといろ:好みや考えなどは、人によってそれぞれ異なるということ」がある。
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